八重椿本舖は、明治37年に髪油製造販売店として開業致しました。

当時は、女性の髪が伝統的な日本髪から新しいスタイルの日本髪に変化していった時代でした。
そんな時代の髪型を作り上げるのに必要な椿油整髪料を、「八重椿」という商品名で発売したのです。

「椿」は東洋を代表する日本固有の名花で、「ジャパンローズ（日本のバラ）」と呼ばれていました。
華麗な花を楽しむだけでなく、
その実から採れる椿油を「美髪」作りに応用するのは日本古来からの美容法でした。
その伝統をベースに新しい技術を取り入れて作り上げたのが「八重椿」ブランド商品です。

髪型の形を整える固練り油の「八重椿びんつけ油」と、精製した透明椿油「白椿」の
ベースにかぐわしい花の香りを賦香した「八重椿香油」は、髪に上品な艶と気品ある香りを
与えることから、発売と同時に大変評判になりました。
さらに、その練り油の技術から男性用整髪料「ヤエツバキポマード」を生み出し、
人気商品としてご愛用されてきました。

特に女性用ヘアオイル「八重椿フラワー香油」は、
香水のような魅力ある香りが大人気となり、大ヒット商品となりました。

そんな伝統と技術の力を今の時代に甦らせ、日本人の感性に寄り添った珠玉の商品を
ご提供したいと考えています。

現代は高度に情報化された社会。今までにないストレス社会は私達に心身のアンバランスをもたらします。
今こそ、人間が本来もっている心や情緒といった感性の豊かさを取り戻し、
研ぎ澄ますことが大切な時代です。

自然は常に変化し続けています。その「時の流れ」や「非対称の変化」に寄り添って
絶妙なバランスで調和させるところに「真の美しさ」が現れると私達日本人は考えています。
私達の感性は「時の移ろい」や「非対称の変化」を「余韻」や「間（ま）」あるいは
「わび、さび」といった概念で「美の大切な要素」としてとらえてきました。

「真の美の法則」は、変化する様々な要素を絶妙なバランスで調和させる
「アシンメトリーバランス」の中にこそ存在します。その「アシンメトリーバランス」の
セオリーをもとに化粧品として作り上げたのが「YAETSUBAKI」シリーズです。

珠玉の「美髪」化粧品、「YAETSUBAKI」シリーズ、誕生。